叙勲、褒章について、服装
叙勲、褒章の服装とお勧めセット
【アップタウンブライダルとしてのお勧めセット】
- 男性: モーニングコート
- 女性: 女性のご受章者は増加傾向にあります。
- ご自身が叙勲、褒賞を受ける場合も、ご主人に同伴される奥様の場合も服装は宮中のしきたりを考慮した装いが必要になります。
その点では、アップタウンブライダルのセットは宮中の服装を模範にしたデザインを取り入れています。 - また、小物もすべて揃っていますので、お好みのアイテムをお選びください。
色 | 紫、黒はなるべくお勧めしておりません。 紫は皇室のお色とか高貴な皇族のお召し物と言われていますが、昨今では気にされないご受章(ご同伴)者もいらっしゃいますので、 お客様が希望セットを一番のお勧めとしております。 |
丈 | ミディ~くるぶし程度が望ましいです。ドレス丈が長くなるほどフォーマル感が増します。 |
ネックレス・イヤリング | 通常はパールですが、ストーンが入っていても大丈夫です。ただし、華美なデザインは避けましょう。 |
コサージュ | 必須ではありませんが、付けると華やかになりますね。 |
バッグ | 伝達式、拝謁、写真撮影にお持ちください。つまりは、常時、お持ちになっていた方が良いでしょう。 |
パンプス | 長時間のお式となりますので、履きなれた靴をお選びください。砂利道を歩くときや、雨天の日はお気を付けください。 |
【叙勲・褒章の歴史】
明治8年4月に「勲章従軍記章制定ノ件」(太政官布告第54号)が公布され、これが現在の旭日章(きょくじつしょう)の基になったもので、我が国の勲章制度の始まりと「内閣府のホームページ」に記されています。
その後、明治9年に菊花章(きっかしょう)、明治21年に瑞宝章(ずいほうしょう)と宝冠章(ほうかんしょう)、また、昭和12年に文化勲章(ぶんかくんしょう)が制定されました。
日本では、「菊花章(きっかしょう)」・「桐花章(とうかしょう)」・「旭日章(きょくじつしょう)」・「瑞宝章(ずいほうしょう)」・「宝冠章(ほうかんしょう)」および「文化勲章(ぶんかくんしょう)」に大別されます。
「菊花章」は「大勲位菊花章頸飾(だいくんいきっかしょうけいしょく)」と「大勲位菊花大綬章(だいくんいきっかだいじゅしょう)」の二章、桐花章は大綬章のみ、旭日章と瑞宝章は功労内容の違いによってそれぞれ六段階に分かれています。
【叙勲と褒章の違い】
叙勲は、国や公共への功績を上げた各界各層の70歳以上の方に対して贈られますが、平成15年秋より、警察官や自衛官といった危険性の高い業務に永年従事し、社会に功労のあった55歳以上の方についても叙勲が開始されました。
褒章は、特定の社会的分野において優れた行いの方を称えるもので、教育、医療、社会福祉、産業振興の分野に尽力された方、自己の危難を顧みず人命の救助に尽力した方、社会奉仕活動に従事し顕著な実績を残した方などに対して春秋叙勲と同日付け(春:4月29日付け、秋:11月3日付け)で授与されています。
参考:https://jokun.com/
叙勲に関する内閣府のホームページ:https://www8.cao.go.jp/shokun/shurui-juyotaisho-kunsho.html)
【叙勲の種類】
- 春秋叙勲: 推薦者1名+賛同者2名が推薦する一般推薦。
- 危険業務従事者叙勲: 警察官、自衛官、など危険性の高い業務に精励した人
- 高齢者叙勲:88歳に達した人。 但し春秋叙勲受章者はこの対象にはならない。
- 死亡叙勲: 勲章の授与の対象者が死亡した場合の臨時勲章。
- 外国人叙勲:国賓の来日時、中日外交官の離任のタイミングで実施する儀式的叙勲。
また、日本との友好の増進に功績のあった外国人も対象。
【対象者】
天皇陛下が親授: 大勲位菊花章、桐花大綬章、旭日大綬章、瑞宝大綬章
内閣総理大臣が伝達:旭日重光章、瑞宝重光章
各府省大臣等が伝達:中綬章等の勲章、銀杯、木杯
【その他の勲章】
- 文化勲章: 日本の文化に貢献した外国人に授与される勲章。
- 褒章: 春秋褒章、紺綬褒章、遺族追賞
【叙勲・勲章の種類】と【服装】
叙勲・勲章の種類 | 受章者の服装 | 礼装区分 | |
1. | 大勲位菊花章頸飾、 大勲位菊花大綬章 桐花大綬章、 旭日大綬章、 瑞宝大綬章、 宝冠大綬章 | 男性(燕尾服:前合わせのすそが角ばっている) 女性(イブニングドレス:ネックラインが大きくカットされたロングドレス)※女性は着物はない! ※着物の着用は内閣府着用規定には明記されていないので注意 | 正礼装 |
【親授式】 正殿松の聞にて授与式を行い、天皇が親授する ➡ 【拝謁】 ➡ 【記念撮影】![]() | |||
2. | 旭日重光章、 瑞宝重光章、 文化勲章 | 男性(燕尾服・羽織袴紋付・フロックコート・モーニングコート) 女性(ロングアフタヌーンドレス・白襟紋付【色留袖・訪問着】) | 正礼装 |
【伝達式】 松風の聞にて、内閣総理大臣が伝達する。➡ 【拝謁】 豊明殿にて拝謁。 ➡ 【記念撮影】![]() | |||
3. | 旭日中綬章、 旭日小綬章、 旭日双光章、 旭日単光章、 瑞宝中綬章、 瑞宝小綬章、 瑞宝双光章、 瑞宝単光章 | 男性(羽織袴紋付【色留袖・訪問着】・モーニングコート) 女性(ロングドレス・白襟紋付【色留袖・訪問着】・スーツ・訪問着) | 男性(正礼装) 女性(正礼装・準礼装・略礼装)※この場合「略礼装(平服)」とは、普段着ではなくフォーマルな装いのことですのでご注意ください |
【伝達式】 各関係省庁大臣または、都道府県知事が伝達する。➡ 【拝謁】 春秋の間および豊明殿にて拝謁 ➡ 【記念撮影】 ![]() |
※ ローブデコルテは、女性の夜の礼服の一種です。ネックラインが深く大きくカットされ首元や胸元をあらわにしたスタイル(デコルテ)で、丈の長いドレスのことをいいます。
※ ローブモンタントは、女性の昼の礼服の一種です。襟が見ごろから高くせりあがっていて、袖は手首まであり、肩や胸はおおわれていて裾は床まであるドレスのことをいいます。
【叙勲の勲章の付け方】
叙勲の勲章をモーニングジャケットに正しく付けることは、フォーマルな場での重要なマナーの一つです。以下にその手順と注意点を説明します。
1. 基本的なルールを確認する
- 勲章の種類と位置:
- **胸章(リボン章)**は、左胸のポケット上部に取り付けます。
- **大綬章(肩にかけるタイプ)**は、右肩から左腰に斜めに掛けます。
- **副章(星章)**は、左胸に付けます。
- 勲章の付け方は授与された勲章の種類や階級によって異なります。事前に授与された際の説明書や資料を確認してください。
2. 必要な道具を準備
- 勲章
- 安全ピンや専用の固定具(多くの場合、勲章に付属しています)
- 手袋(勲章を触る際に指紋を防ぐため)
3. 付け方の手順
(1)胸章を付ける
- 位置:
- 左胸のポケットのすぐ上に取り付けます。
- リボンの中心がポケットの中心線に合うように調整してください。
- 方法:
- お取付金具(佩用金具)を使って、ジャケットにしっかり固定します。
- ジャケットの生地が傷まないよう、できるだけ丁寧に扱いましょう。
※ 佩用金具(はいようかなぐ)の代わりに、胸ポケットに糸を使用することは禁止されています。
(2)大綬章を掛ける
- 位置:
- 右肩から左腰にかけて、斜めに掛けます。
- リボンがねじれないように注意してください。
- 方法:
- 肩に掛けた後、リボンの端をウエスト近くで固定します。多くの場合、フックやピンが付いています。
(3)副章(星章)を付ける
- 位置:
- 左胸の少し下、胸章の下側または横に付けます。
- 正確な位置は授与された際の指示を確認してください。
- 方法:
- 背面のピンを利用し、モーニングの生地にしっかり固定します。
- まっすぐな位置になるよう調整します。
4. 調整と確認
- 鏡の前で位置が正しいか確認します。
- 勲章が傾いていないか、リボンがねじれていないかを確認しましょう。
- 最後に軽く手で固定具を押し、外れにくいことを確認します。
5. 注意点
- 勲章を直接手で触らないよう、できるだけ手袋を使用してください。
- 勲章の取り付け位置や順序には厳密なルールがありますので、授与された際の指示を守ることが大切です。
- 傷や汚れを防ぐため、付ける際は細心の注意を払ってください。
補足
もし正式なセレモニーの際に迷いがある場合は、事前に専門のスタッフや会場の係員に相談するのも良い方法です。
勲章の着用の仕方

【特記】 参考:『日本叙勲者顕彰協会』
女性の服装:
- 小物であっても黒は避けた方が良い。黒は皇室では『喪』に使われる色だから。
- ぴかぴか光るものではなく、落ち着いたものを。
- 配偶者でない場合は、スーツでも良い。
追記: 紫は皇室の色とされる記述はなく、聖徳太子が定めたとされる『冠位十二階』で紫が最も位の高い色とされたことからだと思われます。禁色ではないが、避けた方が無難。