結婚式の母として初めてのドレス

結婚式において、母親がロングドレスで出席する際には、いくつかの重要なマナーやポイントがあります。洋装のフォーマルで初めて結婚式に参列するお母様は必見です!

アップタウンブライダルとしてお勧めしている 「母として着用する結婚式のマザーズドレス」 は、くるぶし丈のドレスと、七分袖より長い袖のジャケットの組み合わせで、お母様の品格と上品さを出しています。

1. ドレス

  • 母親のドレスは、シンプルかつ上品なデザインが望ましいです。過度に華美なデザインや、ドレッシーすぎるものは避けるべきです。例えば、過剰に派手なアクセサリーや装飾は避け、シンプルで洗練されたデザインが好まれます。
    全体的な配色は2色程度に抑えましょう。
  • ドレスの丈は、くるぶし丈が一般的です。ゲストの女性と区別するためにもロングの方が良いでしょう。弊社を訪問された某大手結婚式場のスタッフの方から、「ミディ丈をお母様がお召しになった式で、どなたがお母様か見つからなくて困った」 ととお聞きしました。 例外として、(特にコロナ以降、カジュアルウェディング、家族婚が多くなり)ミディ丈ドレスやフォーマルスーツなどシーンに合ったフォーマルドレスを選ぶお母様もいらっしゃいます。事前に、ご新郎ご新婦にドレスコードを確認すると良いでしょう。

2. ジャケット

  • 七分袖より長い袖のジャケットが基本です。
  • では、暑い夏はどうしたら良いか、と疑問ですよね? その場合は、レースやオーガンジーなど薄手の生地を使ったジャケットがよろしいでしょう。 ただし、式場・会場は通年一定の室内温度に設定していますので、ガーデンウェディングやレストランウェディングなど屋外に出る場面がなければ、それほど気にしなくても良いでしょう。
  • サイズは、両腕を前に45度上げて、二の腕がきつくない程度のものをお選びください。ご新婦様のお母様が、ベールダウンをするお役目がある場合、腕を目線より上げてきつく感じたら、上のサイズをお勧めします。
  • 正礼装とは、ドレスとジャケットが同じ素材で同じ色のセットです。選ぶ場合は、ご自身に合う色を選びましょう。上下が同色なので、暗めの衣装で顔が暗く見えたり、逆に明るめの色で全体が膨張して見えることがないようにするのがコツです。
  • 準礼装は、ドレスとジャケットが別の素材のセットで、色が違っているセットもあります。正礼装ほど厳格ではないものの、フォーマルな装いが求められる場面には適しています。結婚式や披露宴において、若干カジュアルな設定であっても、母親の役割にふさわしい服装です。弊社では多くのお客様が準礼装を選んでいます。

3. 色合い

  • 新郎新婦の親の服装は、特に重要視されます。母親がドレスを着る際、通常は新婦のドレスと同じ白やお色直しのカラードレスの色は避けるべきです。白は新婦の特権色とされているため、他の色を選ぶことが一般的です。
  • 人気のカラーは、黒やブルーです。黒の“ドレスとジャケット”の組み合わせも可能ですが、あまりにもフォーマルすぎてお葬式と紙一重にならないように注意しましょう。その場合は、黒のドレスでしっとりと落ち着いた感じを出し、淡い色のジャケットを選んで、顔立ちが明るく映えるようにします。ブルードレスは、とても人気がある色です。若さを出し、濃い目のブルーなら落ち着きもあります。
  • 淡い色合い(パステルカラーや薄いピンク、ベージュ、ライトブルーなど)のドレスやジャケットを選んだ場合、派手すぎない落ち着いた色合いが好まれます。
  • 結婚式のテーマに沿った色合いも好まれます。テーブルクロス、テーブルに飾られる花などの色と同系色の衣装を選んでも素敵です。

4. アクセサリー(ネックレス、イヤリング)

  • アクセサリーは控えめで上品なものを選びます。大きなネックレスや派手なイヤリングは避け、シンプルでエレガントなものを選びましょう。
  • グローブや帽子をつけることもありますが、式のスタイルによって異なるため、事前に確認するのが良いです。着用する場合は、ドレスセットの色に合ったものを選ぶとおしゃれです。アップタウンブライダルは、ご希望によりレースの手袋を無料でお貸しします。帽子(ヘッドドレス)は¥1,650(税込み。2025/01現在)で、黒・紺・ベージュを揃えています。

5. 靴(パンプス)

  • 靴もドレスに合ったもので、あまり派手すぎず、歩きやすいものが良いでしょう。ヒールは多少高くても構いませんが、長時間立つシーンや移動を考慮して、快適さも大切です。特に午後2~3時頃は足がむくむので、サイズを選ぶ際には注意してください(アップタウンブライダルでは、靴の色に合わせた靴バンドを無料でご用意しています。)
  • デザインは、シンプルな無地に近い方がフォーマルに適しています。

※ 黒のパンプスには、幅広、低めのヒールもありますので、ご用命ください。

6. バッグ

結婚式において、母親がバッグを持つかどうかは必須ではありませんが、持つことにはいくつかの利便性があります。

バッグを持つメリット:

  • 必要なものを持ち運べる
    • ハンカチ(感動して涙が出た場合のため)小型の化粧品(口紅などの簡単なタッチアップ用)スマートフォンやカメラ
    • 小型の救急用品(頭痛薬など)
  • エレガントなアクセサリーとしてバッグはドレスに合わせたアクセサリーとして、おしゃれなアイテムになります。

バッグを持たない選択:

  • 負担を減らすため
    結婚式中は写真撮影やゲストとの挨拶などで動き回ることが多いため、荷物を持たない方が楽な場合があります。
    → この場合、必要なものは別の家族(例えば、父親や親族)に預けたり、会場のクロークを利用したりできます。
  • 衣装のスタイルによる
    着物の場合、帯や袖があるため、バッグを持たない方が動きやすいことがあります。小型のサブバッグを別途用意することも一般的です。

まとめ:

バッグを持つかどうかはご自身の好みと状況次第です。もし持つ場合は、結婚式のフォーマルな雰囲気に合わせた控えめでエレガントなデザインのバッグを選ぶとよいでしょう。また、必要最小限にすることで負担を軽くできます。

どちらを選んでも、母親としての温かい存在感が何よりも大切です!

7. ヘアースタイルとメイク

  • 母親のヘアスタイルは、過度に派手ではなく、落ち着いた上品なスタイルが求められます。カジュアルすぎず、シンプルにまとめることが重要です。
  • メイクも、式の雰囲気に合った控えめでエレガントな感じにします。自然な仕上がりが理想です。

8. タイミングと立ち居振る舞い

  • 結婚式での母親の役割は重要です。登場時や座席の位置も含めて、式の進行に合わせた行動を心がけることが求められます。新郎新婦と一緒に歩くタイミングや、ご親族やゲストへの挨拶なども重要な場面です。
  • 結婚式はフォーマルなイベントですので、落ち着いた振る舞いと、礼儀正しい態度を保つことが大切です。

9. 新婦との相談

  • 服装を決める際には、新婦と相談しておくことをお勧めします。式のテーマや色調に合った服装にすることが、円滑な進行に繋がります。
  • 結婚式における母親のドレスは、式の品格を保つためにも大切な役割を担いますので、控えめかつ上品な選択を心がけましょう。

10. 下着について

  • 特別なものは必要なく、普段通りで構いません。
  • 寒い季節には、ドレスの下にヒートテックやキャミソール、レギンスをお召しになることも可能です。
  • パーティー用のショールも、透け感を減らし、おしゃれなだけでなく保温効果もあります。
  • 美しい体のラインをキープするには:
    • ブラジャー: 加齢による下垂を軽減し、バストアップの効果があります。 
             立体感のあるものを選ぶとバストの形をきれいに見せます。
    • ガードル: ガードルはヒップアップ効果が得られ、全身のスタイルをきれいに見せる効果もあります。
      ご自身の体型に合った無理のないものをお選びください。
    • ボディスーツ:トイレに行く際に不便なので、あまりお勧めしません。 代わりに、ウエストラインを引き締めるウェストニッパーの選択肢もあります。
  • ランジェリー: キャミソールやスリップは、ドレスとの滑りを良くしたり、透けるのを防ぐ効果があります。ただし、静電気が起こりやすいので注意ください。
  • ペチュコート: キャミソールを着用する場合、ボトムにペチュコートを着ると良いでしょう。スリップと同じようにドレスが 透けるのを防ぎ保温効果もあります。
    ※  ペチュコートが必要なお客様には、無料でお貸ししていますので、ご用命ください。

11. アフタヌーンドレスイブニングドレスの違い

  • アフタヌーンドレスは、昼間~夕方4時ころまでに着るドレスです。露出度は低いですが、ドレス丈はひざ下位でも大丈夫です。丈が長いほどフォーマル感が増すので、母親はくるぶし程度が良いでしょう。
  • イブニングドレスは、夕方4時以降の夜のフォーマルです。露出度は高く、装飾品も豪華なものを付けます。
  • マザードレス(マザーズドレス)は、その言葉通りお母様のドレスです。アップタウンブライダルでお勧めしているのは、くるぶし丈程度のドレスですが、事情や嗜好によるドレス丈の変更が可能です。サイズに合わせて長さも揃えていますので、お気軽にお申し付けください。

アップタウンブライダルとして

アップタウンブライダルはお母様のために、上品で疲れない洋装フォーマルを目指して、自社ブランドを製作しています。ドレスの文化は欧米が起原となりますので、初めて洋装フォーマルをご検討する際にはむずかしい言葉に惑わされることなく、場面とご自身に似合うミセスドレスをお選びください。

また、ドレスセット価格にはバッグ、靴、アクセサリー、コサージュも含まれています。いろいろと探し回る必要はありませんので、安心してご試着ください。